今月、多かったメニュー”いちごタルト”
同時期に、同じようなご質問メールを頂きましたので、ご説明します。
お写真も頂いていたので、分かりやすく掲載しますね(了承済)
○生地が膨らむ原因は?
まず、生地が膨らむのは、材料に卵を使用しているからです。
どうしても焼くときに膨らもうとします。→クッキーのように。
それを防ぐためにアルミホイル+重しを利用しております。
*重しは、製菓用の重しでなくても小豆などで代用可能です。
しっかり重しをして空焼きしてください。それでも、どうしても膨らんでしまった場合、オーブンから出してすぐ、軍手など利用して、真ん中の膨らんだ部分をそーと押さえれば、凹みます。焼いてすぐは、生地も柔らかいので可能です。ただ、やり過ぎると割れてしまいます。ご注意を
○生地が、型にひっつきます。原因は?
これには、いくつかの原因があります。
①型にしっかりバターを塗って下準備していましたか?
新しい型の場合、バターの馴染みが悪いため、一度、型に油分を与え、少し焼いておくと2回目からは、しっかり馴染みます。
型にバターをしっかり塗り、さらに型を冷やし、使う直前まで冷蔵庫に入れておかないと、せっかくのバターも室温で溶けてしまいます。→これからの時期、要注意です。
②型に入れる時の生地の固さ。
タルト生地は、一度溶かしてしまうと元には戻りません。必ず、固い生地を手早く型に敷き込みます。手にベトベトくっついてくると、必ず、冷蔵庫で再度冷やして作業してください。
写真で見ると、あまり側面の伸びが良くないので、生地は柔らかかったのでは?と思います。柔らかい生地のまま、空焼きしてしまうと、高温のため焼ける前に生地が溶けます。→側面の伸びがなくなります。
③型に入れる時に生地を横になでつけるように敷きこんでいませんか?
型に入れた生地は、上から押えるのはOK。めん棒を使って、生地を切り落とすのもOK。一番してはいけないのが、横になでつけ生地を敷き込むことです。→①でしっかり塗ったバターを自ら生地ではがしてしまいます。
写真の生地の真ん中がくっついているのは・・・
生地を型に入れたら、真ん中は、もう触りません。側面だけ成形しますので、これは、真ん中を触ってしまったか、①、②が原因ですね。
教室で作ってもらっても、実際にご家庭で作られないと、分かっているようで、忘れていたり、思い出せなかったり、たくさんの質問が出てくると思います。次回、教室で聞いてみよう!でもOKですが、疑問は、出来るだけ早く解決した方が身につくと思います。
なかなか、現状を見ていないと答えにくいご質問もありますが、遠慮なくご連絡くださいね。
こうやって、作ってくれてるんだ
とお知らせもらえるのも嬉しい事です
特に、タルトメニューは、生地1台分お持ち帰りですので、ぜひ作ってください。タルトが気が重い方は、クッキーとして焼いてももちろんOKですよ~
明日は、カスタード作りの疑問についてお答えしまーす。
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